トランプのルール まとめ
ゲーム・テレビ・動画ばかりの子供たちにアナログ色を持たせたいと、久しぶりにトランプを出してきた。
ゲームのルールを調べてブログにメモ書きしていたが、さすがに自分でもインデックスが必要になってきたので、まとめ用のページ。
難易度はルールの複雑さとゲーム中の思考力を考慮した独自目安。時間も目安程度。
簡単・幼児
*****
普通・小学生(低学年)
- 5分以内
*****
普通・小学生(高学年)
- 5分以内
*****
- 5分以上
神経衰弱 (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人~
- 時間:5分以上
神経衰弱って秀逸なネーミングだよなぁ。
勝ち負け
- 取ったカードが多い人が勝ち
準備
- 52枚を裏向きで全て重ならないように場に並べる、もしくは広げる
- 順番を決める
進行(各プレーヤー)
- カード2枚を表向きにめくる
- 表にしたカードが同じ数字ならその2枚を取る
更に続けて別の2枚もめくれる (1に戻る) - 表にしたカードが違う数字なら裏向きに戻す
- 次のプレーヤーへ
終了
- 場のカードが無くなったら(全部のカードが取られたら)終了
オプション・ローカルルール
- 3枚めくり、そのうち2枚が同じ数字ならその2枚を取れる
- 3枚めくり、3枚とも同じ数字ならその3枚を取れる
(各数字1枚ずつ、計13枚が場に残る) - 4枚めくり、4枚とも同じ数字ならその4枚を取れる
- 数字+色が同じなら取れる (スペードの7とクローバーの7、など)
- 1つ違いの数字なら取れる
AとKの組み合わせの可否も決めておくとよい
(カードが場に残ることがある) - 場の枚数が少なくなったら場をシャッフルする
- カードをめくる時や裏向きに戻す時に、元とは違う場所でめくる (カードを移動させる)
- ジョーカーを1枚入れておき、ジョーカーをめくると場をシャッフルする
- ジョーカーを1枚入れておき、めくった人は次の番1回休み
(ジョーカーの場所が分かってしまうので、シャッフルする方がいい) - ジョーカーを2枚入れておき、ジョーカーを取ると得点が増える
ジョーカー1枚で2枚分(ペアで4枚分)や、取った枚数が2倍になる、など - 取った枚数が同じなら、特定のカード(スペードのAやジョーカーなど)を持っている方が勝ち
メモ
普通のルールでやることが多く、せいぜい途中でシャッフルするぐらいだったが、わりと色々なローカルルールがある。
園児ぐらいの子が参加する時は、分かりにくい絵札を抜いてもいいし、20枚ぐらいにして時間短縮もできる。
暇つぶしや子供の遊びで1人でもできるし、結構万能選手なゲーム。
ジジ抜き (トランプのルール)
基本情報
ババ抜きの親戚?
勝ち負け
- 最後にペアにならないカードが手元に残った人が負け
準備
- 52枚からカードを1枚裏向きのまま抜き、はしに寄せておく
- 51枚をよく切り、各プレーヤーに裏向きで全て配る
- 手札にある同じ数字のペア(2枚)を捨てていく
- 順番を決める
進行(各プレーヤー)
- 左隣りのプレーヤーに手札の裏側を向ける
- 左隣りのプレーヤーは相手の手札から1枚取り、自身の手札に加える
- 同じ数字のペアができたら捨てる
- 次のプレーヤー(札を引いたプレーヤー)へ
終了
- 手札が無くなった順に勝ち抜けていき、最後1人になった時点で終了
オプション・ローカルルール
ババ抜きのオプション・ローカルルールを参照
メモ
「オールドメイド」の派生なのだろうが、名前的には「ババ抜き」から名付けられた感満載。
どれがジジ(3枚カード)か分からないというのは、ルール的には面白いが、個人的にはゲーム中のドキドキ感に欠ける気がする。
負けカードが明らかなババ抜きの方が、持ってる持ってないだの、抜く抜かないだので、途中も盛り上がる。
するならババ抜きでいいじゃん、てことに結局なる。
数周したあたりで全員がジジを予想して、当たったら特典みたいにすれば面白いか?
オールドメイド (トランプのルール)
基本情報
ババ抜きの元になったと言われるゲーム。
勝ち負け
- Qが最後に手元に残った人が負け
準備
- 52枚からQを1枚抜く (どのQでもよい)
- 51枚をよく切り、各プレーヤーに裏向きで全て配る
- 手札にある同じ数字のペア(2枚)を捨てていく
- 順番を決める
進行(各プレーヤー)
- 左隣りのプレーヤーに手札の裏側を向ける
- 左隣りのプレーヤーは相手の手札から1枚取り、自身の手札に加える
- 同じ数字のペアができたら捨てる
- 次のプレーヤー(札を引いたプレーヤー)へ
終了
- 手札が無くなった順に勝ち抜けていき、最後1人になった時点で終了
オプション・ローカルルール
ババ抜きのオプション・ローカルルールを参照
メモ
「ババ抜き」の元と言いつつ、ルール的には「ジジ抜き」の方がやや近い。
名前的に「ジジ抜き」は「ババ抜き」から派生したように感じるが、両方ともオールドメイドから派生したのかも。
オールドメイド(Old Maid)は元々絵合わせのカードゲームで、「未婚の女性(Old Maid)」のカードが最後に残ると負けというもの。
未婚の女性=ペアがいない、という意味らしく結構シュール。。。
トランプで行うようになった際に女性を表すQから、ペアがいなくなるように1枚抜くようなルールになったそうな。
「ババ抜き」の名前もここから付いたらしい。
ババ抜き (トランプのルール)
基本情報
定番中の定番。
勝ち負け
- ジョーカー(ババ)が最後に手元に残った人が負け
準備
- ジョーカーを入れた53枚をよく切り、各プレーヤーに裏向きで全て配る
- 手札にある同じ数字のペア(2枚)を捨てていく
- 順番を決める
進行(各プレーヤー)
- 左隣りのプレーヤーに手札の裏側を向ける
- 左隣りのプレーヤーは相手の手札から1枚取り、自身の手札に加える
- 同じ数字のペアができたら捨てる
- 次のプレーヤー(札を引いたプレーヤー)へ
終了
- 手札が無くなった順に勝ち抜けていき、最後1人になった時点で終了
オプション・ローカルルール
- (ババ抜きに限らないが)右回り、左回りは特に決まっていない
- 上記進行では、最初のプレーヤーが「最初に抜かれる」ことで始まり、抜くのは一周してからになるが、抜き方・抜かれ方の認識に地域差・個人差がある
- 最初のプレーヤーが隣り(A)に抜かれて、抜いたプレーヤー(A)が次に隣り(B)から抜かれる (上記進行パターン)
- 最初のプレーヤーが隣り(A)に抜かれて、逆隣り(B)から抜く、抜かれたプレーヤー(B)がその隣り(C)を抜く (抜かれて、次に抜くパターン)
- 最初のプレーヤーが隣り(A)から抜き、逆隣り(B)に抜かれる、抜いたプレーヤー(B)はその隣り(C)から抜かれる (抜いて、次に抜かれるパターン)
- 最初のプレーヤーが隣り(A)から抜き、抜かれたプレーヤー(A)がその隣り(B)を抜く (最初に抜き、抜かれたら抜くパターン)
- 抜き方・抜かれ方は最初に確認しておく方がいい
- etc...
メモ
ババ抜きは「オールドメイド(Old Maid)」が元になっていると言われているとか。
ローカルルールに載せたように、抜き方・抜かれ方にパターンがある。
トランプメーカーBicycleや英語Wikiのサイトに載っているオールドメイドのルールでは「ディーラー(≒親)の左隣りがディーラーの手札を抜き、抜いたプレーヤーの左隣りが次に抜く」と書いてあるので、進行としてはそれを採用した。
日本Wikiでは「最初に取って、次に取られる」になっているので、日本のババ抜きとしてはこちらの方が一般的かもしれない。
某番組のBABA嵐はどうやってるんだろう?
うすのろ (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:人数 × 4枚
- 人数:3人~13人
- 時間:5分以上
- 別名:まぬけ、うすのろまぬけ、うすのろばかまぬけ、スローモー
うすのろはカードゲームじゃない、格闘技なんだよ。
勝ち負け
- 「うすのろ」になった(4回負けた)人が負け
準備(ゲーム前)
- 同数字のカード4枚を1組として、参加人数分の組を用意する
使う数字は何でもいい - 人数より1つ少ない数だけコマを用意する
コイン、ボタン、飴、ジェンガ、etc...の手で掴める物
準備(各回)
- カードをよく切り、各プレーヤー4枚となるように裏向きで全て配る
- コマを全員の中央の位置に置く
進行(各回)
- 手札から不要なカード1枚を、掛け声に合わせて全員同時に右隣りへ裏向きで渡し、左隣りから渡されたカードを手札に加える
手渡しは不可能なので、隣との間の床や机に裏向きに置くのが普通
掛け声は「せーの」「いっせーので」「1, 2, 3」など - 手札が全て同じ数字で揃ったら、中央のコマを1つ取る
- 手札が揃っていなくても、誰かがコマを取れば他の人もコマを取る
- コマを取れなかった人、揃っていないのに最初にコマを取った人(いわゆる おてつき)がその回の負けとなり、「うすのろ」の「う」になる
- 「う」の時に負けると「うす」となり、負けるたびに「う」「うす」「うすの」「うすのろ」となっていく
終了
- 最初に「うすのろ」になった人が最終的な負け
オプション・ローカルルール
- カードを回す方向は右でも左でも、どちらでもよい
右利きが多いので、大抵は右に渡して左を受け取る - 「うすのろ」ではなく「うすのろまぬけ」で負けになる
他、負けとなるまでの言葉が「まぬけ」「うすのろばかまぬけ」など様々ある - おてつきは2回分の負けとする(2文字増える)
- コマを人数 - 1個ではなく、2, 3個減らす
参加人数が多い場合や、コマの準備の関係、時間短縮など - 同じ状態のプレーヤーとしか話ができない
「う」同士、「うす」同士、「(負け無し)」同士など
もし違うプレーヤーと話をしてしまったら、一つ増える(「う」→「うす」)
もしくは最も負けているプレーヤーと同じ状態になる
(「う」と「うすの」が話をしてしまったら、「う」→「うすの」になる) - etc...
メモ
昔はみかん箱からみかんを取り出してはコマにしてよく遊んだ。
おかげでみかんをよく潰した。(後でちゃんと食べた)
不可抗力で他の人がはじいたコマに向かって飛びつくとか、突き指するとか、色々ドタバタになる。必ず。
慣れてからが本気の勝負みたいな。
フェイント(揃ってないのにコマ取る素振りをいれて、おてつきを誘う)入れるとか、気づかれないようにそっと取るとか、一呼吸置いて(揃ってない風に見せて)取るとか、フェイントに見せかけてほんとに取るとか。
配った時点で揃っている人がいて、いきなり取るとかもある。(それは配り直しでもいいけど)
人数が多いと揃いづらいのでやたら焦れたりとか、フェイント入れたつもりで実は他の人が揃っててコマ取りそこねたりとか、本当に色々ある。
取り負ける人や、手札がバラバラで揃いそうにない時は、手札無視でコマだけ見ておいて、誰か取ったらすぐ取れるようにするのもあり。
判断力と瞬発力が必要なので、小学生高学年以上なら大人と一緒にやっても大丈夫だろうが、低学年以下なら同年代の子供同士でする方が無難か。
盛り上がるけど戦場と化すので、子供同士は喧嘩にならないように。
あと突き指防止のために指の運動をしておく。それとトランプ折れるのは覚悟すること。
長い爪、尖った爪。ダメ。ゼッタイ。
トランプのルール まとめ
ゲーム・テレビ・動画ばかりの子供たちにアナログ色を持たせたいと、久しぶりにトランプを出してきた。
ゲームのルールを調べてブログにメモ書きしていたが、さすがに自分でもインデックスが必要になってきたので、まとめ用のページ。
難易度はルールの複雑さとゲーム中の思考力を考慮した独自目安。時間も目安程度。
簡単・幼児
*****
普通・小学生(低学年)
- 5分以内
*****
普通・小学生(高学年)
- 5分以内
*****
- 5分以上
カップル (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:1人
- 時間:5分以内
- 亜種:モンテカルロ
ルールは知ってたけど名前知らなかった。
クリア
- 場+山札全てをカップルにして場から除けばクリア
準備
- カードをよく切る
- 場にカードを表向きに左から右へ4枚並べる
- 同様に2段目、3段目と4枚ずつ並べていく
段数に決まりはない、4段~6段程度が遊びやすい
可能なら全カード13段並べてもいい(が、プレイ中が大変) - 場に並べなかった札は裏向きで山札(手札)にする
進行
- 並べたカードの中から、縦(上下)・横(左右)・斜め(左上/左下/右上/右下)に同じ数字のカードが並んでいるか探す
- 同じ数字が並んでいるカードを場から取り除く
- 取り除いて空いた所は、場のカードを並べた順に詰めていく
空いた所の右側のカードを左に移動させることになる
段の右端が空いたら、次段左端のカードを移動させる - カードを詰めていくと最下段が空くので、山札があれば空いた所に補充する
- 1から繰り返す
終了
- 場 + 山札全てを取り除くか、カードが取れない状態になれば終了
オプション・ローカルルール
特になし
メモ
詰めた後にどう並ぶかを考えて取っていくのが大事。最後4枚が1 2 1 2のように入れ子に残って悔しい思いをした人も多いはず。
ローカルルールには載せなかったが、取る→詰めるの厳密さはたぶんアバウト。
2枚1組取った後に必ず詰めるのか、複数組を取れるだけ取ってまとめて詰めるのか、移動後を考えて全部取らずにあえて残しておくのか。
あと、カードが取れなくなったら山札を使って段を増やすとか。(こうなると大概クリアできないけど)
1人用だし、気軽にやりやすいようにやればいいと思う。
似たゲームにモンテカルロがある。
モンテカルロでは1列5枚並べる。あとのルールは同じ。
モンテカルロの場合は5枚5列が一般的みたい。
(モンテカルロと聞くと、セナとマンセルを思い浮かべてしまう、そんな世代)