うすのろ (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:人数 × 4枚
- 人数:3人~13人
- 時間:5分以上
- 別名:まぬけ、うすのろまぬけ、うすのろばかまぬけ、スローモー
うすのろはカードゲームじゃない、格闘技なんだよ。
勝ち負け
- 「うすのろ」になった(4回負けた)人が負け
準備(ゲーム前)
- 同数字のカード4枚を1組として、参加人数分の組を用意する
使う数字は何でもいい - 人数より1つ少ない数だけコマを用意する
コイン、ボタン、飴、ジェンガ、etc...の手で掴める物
準備(各回)
- カードをよく切り、各プレーヤー4枚となるように裏向きで全て配る
- コマを全員の中央の位置に置く
進行(各回)
- 手札から不要なカード1枚を、掛け声に合わせて全員同時に右隣りへ裏向きで渡し、左隣りから渡されたカードを手札に加える
手渡しは不可能なので、隣との間の床や机に裏向きに置くのが普通
掛け声は「せーの」「いっせーので」「1, 2, 3」など - 手札が全て同じ数字で揃ったら、中央のコマを1つ取る
- 手札が揃っていなくても、誰かがコマを取れば他の人もコマを取る
- コマを取れなかった人、揃っていないのに最初にコマを取った人(いわゆる おてつき)がその回の負けとなり、「うすのろ」の「う」になる
- 「う」の時に負けると「うす」となり、負けるたびに「う」「うす」「うすの」「うすのろ」となっていく
終了
- 最初に「うすのろ」になった人が最終的な負け
オプション・ローカルルール
- カードを回す方向は右でも左でも、どちらでもよい
右利きが多いので、大抵は右に渡して左を受け取る - 「うすのろ」ではなく「うすのろまぬけ」で負けになる
他、負けとなるまでの言葉が「まぬけ」「うすのろばかまぬけ」など様々ある - おてつきは2回分の負けとする(2文字増える)
- コマを人数 - 1個ではなく、2, 3個減らす
参加人数が多い場合や、コマの準備の関係、時間短縮など - 同じ状態のプレーヤーとしか話ができない
「う」同士、「うす」同士、「(負け無し)」同士など
もし違うプレーヤーと話をしてしまったら、一つ増える(「う」→「うす」)
もしくは最も負けているプレーヤーと同じ状態になる
(「う」と「うすの」が話をしてしまったら、「う」→「うすの」になる) - etc...
メモ
昔はみかん箱からみかんを取り出してはコマにしてよく遊んだ。
おかげでみかんをよく潰した。(後でちゃんと食べた)
不可抗力で他の人がはじいたコマに向かって飛びつくとか、突き指するとか、色々ドタバタになる。必ず。
慣れてからが本気の勝負みたいな。
フェイント(揃ってないのにコマ取る素振りをいれて、おてつきを誘う)入れるとか、気づかれないようにそっと取るとか、一呼吸置いて(揃ってない風に見せて)取るとか、フェイントに見せかけてほんとに取るとか。
配った時点で揃っている人がいて、いきなり取るとかもある。(それは配り直しでもいいけど)
人数が多いと揃いづらいのでやたら焦れたりとか、フェイント入れたつもりで実は他の人が揃っててコマ取りそこねたりとか、本当に色々ある。
取り負ける人や、手札がバラバラで揃いそうにない時は、手札無視でコマだけ見ておいて、誰か取ったらすぐ取れるようにするのもあり。
判断力と瞬発力が必要なので、小学生高学年以上なら大人と一緒にやっても大丈夫だろうが、低学年以下なら同年代の子供同士でする方が無難か。
盛り上がるけど戦場と化すので、子供同士は喧嘩にならないように。
あと突き指防止のために指の運動をしておく。それとトランプ折れるのは覚悟すること。
長い爪、尖った爪。ダメ。ゼッタイ。
トランプのルール まとめ
ゲーム・テレビ・動画ばかりの子供たちにアナログ色を持たせたいと、久しぶりにトランプを出してきた。
ゲームのルールを調べてブログにメモ書きしていたが、さすがに自分でもインデックスが必要になってきたので、まとめ用のページ。
難易度はルールの複雑さとゲーム中の思考力を考慮した独自目安。時間も目安程度。
簡単・幼児
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普通・小学生(低学年)
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普通・小学生(高学年)
- 5分以内
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- 5分以上
カップル (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:1人
- 時間:5分以内
- 亜種:モンテカルロ
ルールは知ってたけど名前知らなかった。
クリア
- 場+山札全てをカップルにして場から除けばクリア
準備
- カードをよく切る
- 場にカードを表向きに左から右へ4枚並べる
- 同様に2段目、3段目と4枚ずつ並べていく
段数に決まりはない、4段~6段程度が遊びやすい
可能なら全カード13段並べてもいい(が、プレイ中が大変) - 場に並べなかった札は裏向きで山札(手札)にする
進行
- 並べたカードの中から、縦(上下)・横(左右)・斜め(左上/左下/右上/右下)に同じ数字のカードが並んでいるか探す
- 同じ数字が並んでいるカードを場から取り除く
- 取り除いて空いた所は、場のカードを並べた順に詰めていく
空いた所の右側のカードを左に移動させることになる
段の右端が空いたら、次段左端のカードを移動させる - カードを詰めていくと最下段が空くので、山札があれば空いた所に補充する
- 1から繰り返す
終了
- 場 + 山札全てを取り除くか、カードが取れない状態になれば終了
オプション・ローカルルール
特になし
メモ
詰めた後にどう並ぶかを考えて取っていくのが大事。最後4枚が1 2 1 2のように入れ子に残って悔しい思いをした人も多いはず。
ローカルルールには載せなかったが、取る→詰めるの厳密さはたぶんアバウト。
2枚1組取った後に必ず詰めるのか、複数組を取れるだけ取ってまとめて詰めるのか、移動後を考えて全部取らずにあえて残しておくのか。
あと、カードが取れなくなったら山札を使って段を増やすとか。(こうなると大概クリアできないけど)
1人用だし、気軽にやりやすいようにやればいいと思う。
似たゲームにモンテカルロがある。
モンテカルロでは1列5枚並べる。あとのルールは同じ。
モンテカルロの場合は5枚5列が一般的みたい。
(モンテカルロと聞くと、セナとマンセルを思い浮かべてしまう、そんな世代)
ゴップ (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:39枚 or 52枚
- 人数:2人~3人
- 時間:5分以内
ゴップ(GOPS)の語源は「The Game Of Pure Strategy」(純粋の・生粋の戦略ゲーム)の略らしく、その名の通り戦略や相手との駆け引きが主眼のゲーム。
「Goofspiel」という名前でもあるそうな。
あと「ハゲタカのえじき」というカードゲームはゴップが元になっているとか。「アメリカンページワン→UNO」みたいな。
勝ち負け
- ダイヤの数(数字の合計)が多い方が勝ち
準備
- ダイヤ13枚をよく切り、山札にする
- 各プレーヤーはスペード・ハート・クラブのうち、それぞれ1スート13枚を持つ
2人の場合はハートを使わずスペードとクラブにすることが多い
進行(各ターン)
- ダイヤの山札を1枚めくり中央に置く
- 全員同時に手札から1枚出す
- 一番大きい数字を出したプレーヤーがダイヤのカードを取る
- (2人の場合)同じ数字ならダイヤは次回に繰り越し、次回の勝者がまとめて取る
- (3人以上の場合)同じ数字を出したプレーヤーは無効とし、それ以外で最も大きい数字を出したプレーヤーが取る
全員が無効なら次回に繰り越し - 最終回が無効なら、誰も取らずに終了
終了
- 山札が無くなったら(=手札が無くなったら)終了
- ダイヤの数の合計(A=1・・・K=13)を計算する(枚数ではない)
オプション・ローカルルール
- カードの強さを「2 < 3 < ・・・ < K < A」にする
- 「K」が出た時だけ「A」が勝てる(「A」が強いルールの場合は「2」が「A」に勝てる)
- 捨て札を全部公開しておく
- etc...
メモ
高得点の絵札をいかに取るか、手札の絵札をいつ出すか、低い数字をいつ処理するか、中程の数字をどれほど取るか、など戦略と駆け引きを楽しむゲーム。
全部で91点なので2人の場合は46点で勝ち確定。10~13の4枚で46点になるが、そうそう全部取れる訳がないので9以下の数字もある程度は考えて取らないと勝てない。
子供に教えたら大分気に入ったらしく激ハマりした。
ルール自体は複雑ではないので同年代の子供同士なら遊べるはず。
小学生・高学年以上なら大人相手でもある程度駆け引きも楽しめるか。
戦争 (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚(人数に合わせて枚数調整する)
- 人数:2人~(6人ぐらい)
- 時間:5分以上
戦争というかバトルロイヤル?
勝ち負け
- 残り手札が多い方が勝ち
準備
- 数字の強さは「2 < 3 < ・・・ < K < A」
- 各プレーヤーが同数となるように、「2 (最弱カード)」を抜いてカード枚数を調整する
- カードをよく切り、全員同数となるように各プレーヤーに裏向きで全て配る
- 各プレーヤーは手札をよく切り、山にして裏向きにおく
- 親を決める
進行(各ターン)
- 全員同時に、山の一番上をめくって出す
出す際は「せーの」「せんそう!」などの掛け声を出すことが多い - 数字が一番強いプレーヤーが、出されたカードを全てもらう
- 一番強い数字が2人以上いた場合、そのプレーヤーだけで再度カードを出し、1人になるまで続ける
その1人が出されたカード全てをもらえる - 山が無くなったら獲得していたカードをよく切り山にする
カードを獲得する度に山に加えていくのも可
終了
- 誰かの手札が無くなったら終了
オプション・ローカルルール
- ジョーカーを入れておき、Aより強いカードとする
- 「A」や「ジョーカー」など最強カードが出された時だけ、「2」もしくは特定の弱いカードが勝ちになる
- 数字が同じ場合、スート(マーク)の強弱で決める
- スペード > ハート > ダイヤ > クローバー が一般的らしい (ブリッジ方式)
- 3人以上の場合、手札の枚数で順位を決めず、最後の1人になるまで続ける
- etc...
メモ
数字が分かれば子供でもでき、運要素が強いので手加減を考えなくてもいい。
ジョーカーの枚数や参加人数によって枚数をちゃんと調整することと、特に「2」の数が変わってくるので、最強返しを「2」にするのか「3」などにするのかを決めておくことが大事。
ビッグ オア スモール (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人~
- 時間:5分以内
- 亜種:ハイアンドロー
7よりも大きい(big)か小さい(small)かを当てるゲーム。
勝ち負け
- 多く当てたプレイヤーが勝ち
準備
- カードをよく切り山札にする
進行(各ターン)
- 全員がビッグかスモールかを予想する
- 山札を1枚めくって当たり外れを見る
- 7ならドロー(引き分け)
終了
- 山札が無くなったら終了
オプション・ローカルルール
- 数字順がA→Kの代わりに、2→K→Aにする
この場合、8がドローになる - etc...
メモ
ハイ アンド ロー同様ルールは簡単。
ハイ アンド ローもビッグ オア スモールも、ポーカーのダブルアップで使われているイメージ。ドラクエの影響?
本場のカジノもそうなのか?
ハイ アンド ロー (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人
- 時間:5分以内
- 亜種:ビッグ オア スモール
名前の通り、上(high)か下(low)かを当てるゲーム。
シンプルなだけに細かい所で色々ルールが派生したり違ったり。
勝ち負け
- 多く当てた(多く取った)プレイヤーが勝ち
準備
- カードをよく切り、全員同数となるように各プレーヤーに裏向きで全て配る
- 手札をよく切り、山にして裏向きにおく
- 親を決める
進行(各ターン)
- 親が手札の一番上を表にして前に置く
- 子が手札の一番上を裏のまま前に置く
- 子は自分のカードが親より上(ハイ)か下(ロー)かを予想する
- 子はカードを表にし、予想が当たっていれば自分と相手のカードをもらう
外れていれば親がもらう - 親を交代する
終了
- 手札が無くなったら終了
オプション・ローカルルール
基本ルール自体はシンプルだが、細かい点が不明だったりする
- 数字順がA→Kの代わりに、2→K→Aにする
- 子が外した場合、親が取らずに捨て札にする (最終の勝敗に影響はない)
- ドロー(同じ数)の場合
- 外れ扱いにする or それぞれ1枚ずつもらう or スート(マーク)の強弱で決める
- スートの強弱で決めるなら、あらかじめ順序を決めておく
- スペード > ハート > ダイヤ > クローバー が一般的らしい (ブリッジ方式)
- 子がハイだった場合はスートが強ければ当たり、ローだった場合は弱ければ当たり
- 外れ扱いにする or それぞれ1枚ずつもらう or スート(マーク)の強弱で決める
- ジョーカーを入れておき、ジョーカーは必ず勝てる
- 2枚入れないと枚数が合わない
- etc...
メモ
ルールは簡単で子供でもできる。
このゲームに限った話ではないが、捨て札を覚えられるかどうかで有利不利が出るので、大人vs子供ではそこが注意点。
工夫すれば3人以上でもできる。
親の機会を均等にしないといけないとか、親札をどうするとか(捨て札にするのか、順番がより親に近い子がもらえるのか、親により近い数or遠い数の子がもらえるのか、etc...)、色々決めないといけないが。
あと1人でもできる。山札をめくっていき、次のカードがハイかローかを当てる。暇つぶし用。スマホアプリもある。
ビッグ オア スモールという呼び名で紹介されていたりする。
ただ、ビッグ オア スモールは「7より大きいかどうか」を当てるゲームになるのかなと。
ルール的には似ているし厳密に分ける必要もないが、ゲーム名からするとhigh and low → 台札より上か下か、big or small → (7より)大きい数か小さい数か、がしっくりくる。