ゴップ (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:39枚 or 52枚
- 人数:2人~3人
- 時間:5分以内
ゴップ(GOPS)の語源は「The Game Of Pure Strategy」(純粋の・生粋の戦略ゲーム)の略らしく、その名の通り戦略や相手との駆け引きが主眼のゲーム。
「Goofspiel」という名前でもあるそうな。
あと「ハゲタカのえじき」というカードゲームはゴップが元になっているとか。「アメリカンページワン→UNO」みたいな。
勝ち負け
- ダイヤの数(数字の合計)が多い方が勝ち
準備
- ダイヤ13枚をよく切り、山札にする
- 各プレーヤーはスペード・ハート・クラブのうち、それぞれ1スート13枚を持つ
2人の場合はハートを使わずスペードとクラブにすることが多い
進行(各ターン)
- ダイヤの山札を1枚めくり中央に置く
- 全員同時に手札から1枚出す
- 一番大きい数字を出したプレーヤーがダイヤのカードを取る
- (2人の場合)同じ数字ならダイヤは次回に繰り越し、次回の勝者がまとめて取る
- (3人以上の場合)同じ数字を出したプレーヤーは無効とし、それ以外で最も大きい数字を出したプレーヤーが取る
全員が無効なら次回に繰り越し - 最終回が無効なら、誰も取らずに終了
終了
- 山札が無くなったら(=手札が無くなったら)終了
- ダイヤの数の合計(A=1・・・K=13)を計算する(枚数ではない)
オプション・ローカルルール
- カードの強さを「2 < 3 < ・・・ < K < A」にする
- 「K」が出た時だけ「A」が勝てる(「A」が強いルールの場合は「2」が「A」に勝てる)
- 捨て札を全部公開しておく
- etc...
メモ
高得点の絵札をいかに取るか、手札の絵札をいつ出すか、低い数字をいつ処理するか、中程の数字をどれほど取るか、など戦略と駆け引きを楽しむゲーム。
全部で91点なので2人の場合は46点で勝ち確定。10~13の4枚で46点になるが、そうそう全部取れる訳がないので9以下の数字もある程度は考えて取らないと勝てない。
子供に教えたら大分気に入ったらしく激ハマりした。
ルール自体は複雑ではないので同年代の子供同士なら遊べるはず。
小学生・高学年以上なら大人相手でもある程度駆け引きも楽しめるか。
戦争 (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚(人数に合わせて枚数調整する)
- 人数:2人~(6人ぐらい)
- 時間:5分以上
戦争というかバトルロイヤル?
勝ち負け
- 残り手札が多い方が勝ち
準備
- 数字の強さは「2 < 3 < ・・・ < K < A」
- 各プレーヤーが同数となるように、「2 (最弱カード)」を抜いてカード枚数を調整する
- カードをよく切り、全員同数となるように各プレーヤーに裏向きで全て配る
- 各プレーヤーは手札をよく切り、山にして裏向きにおく
- 親を決める
進行(各ターン)
- 全員同時に、山の一番上をめくって出す
出す際は「せーの」「せんそう!」などの掛け声を出すことが多い - 数字が一番強いプレーヤーが、出されたカードを全てもらう
- 一番強い数字が2人以上いた場合、そのプレーヤーだけで再度カードを出し、1人になるまで続ける
その1人が出されたカード全てをもらえる - 山が無くなったら獲得していたカードをよく切り山にする
カードを獲得する度に山に加えていくのも可
終了
- 誰かの手札が無くなったら終了
オプション・ローカルルール
- ジョーカーを入れておき、Aより強いカードとする
- 「A」や「ジョーカー」など最強カードが出された時だけ、「2」もしくは特定の弱いカードが勝ちになる
- 数字が同じ場合、スート(マーク)の強弱で決める
- スペード > ハート > ダイヤ > クローバー が一般的らしい (ブリッジ方式)
- 3人以上の場合、手札の枚数で順位を決めず、最後の1人になるまで続ける
- etc...
メモ
数字が分かれば子供でもでき、運要素が強いので手加減を考えなくてもいい。
ジョーカーの枚数や参加人数によって枚数をちゃんと調整することと、特に「2」の数が変わってくるので、最強返しを「2」にするのか「3」などにするのかを決めておくことが大事。
ビッグ オア スモール (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人~
- 時間:5分以内
- 亜種:ハイアンドロー
7よりも大きい(big)か小さい(small)かを当てるゲーム。
勝ち負け
- 多く当てたプレイヤーが勝ち
準備
- カードをよく切り山札にする
進行(各ターン)
- 全員がビッグかスモールかを予想する
- 山札を1枚めくって当たり外れを見る
- 7ならドロー(引き分け)
終了
- 山札が無くなったら終了
オプション・ローカルルール
- 数字順がA→Kの代わりに、2→K→Aにする
この場合、8がドローになる - etc...
メモ
ハイ アンド ロー同様ルールは簡単。
ハイ アンド ローもビッグ オア スモールも、ポーカーのダブルアップで使われているイメージ。ドラクエの影響?
本場のカジノもそうなのか?
ハイ アンド ロー (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人
- 時間:5分以内
- 亜種:ビッグ オア スモール
名前の通り、上(high)か下(low)かを当てるゲーム。
シンプルなだけに細かい所で色々ルールが派生したり違ったり。
勝ち負け
- 多く当てた(多く取った)プレイヤーが勝ち
準備
- カードをよく切り、全員同数となるように各プレーヤーに裏向きで全て配る
- 手札をよく切り、山にして裏向きにおく
- 親を決める
進行(各ターン)
- 親が手札の一番上を表にして前に置く
- 子が手札の一番上を裏のまま前に置く
- 子は自分のカードが親より上(ハイ)か下(ロー)かを予想する
- 子はカードを表にし、予想が当たっていれば自分と相手のカードをもらう
外れていれば親がもらう - 親を交代する
終了
- 手札が無くなったら終了
オプション・ローカルルール
基本ルール自体はシンプルだが、細かい点が不明だったりする
- 数字順がA→Kの代わりに、2→K→Aにする
- 子が外した場合、親が取らずに捨て札にする (最終の勝敗に影響はない)
- ドロー(同じ数)の場合
- 外れ扱いにする or それぞれ1枚ずつもらう or スート(マーク)の強弱で決める
- スートの強弱で決めるなら、あらかじめ順序を決めておく
- スペード > ハート > ダイヤ > クローバー が一般的らしい (ブリッジ方式)
- 子がハイだった場合はスートが強ければ当たり、ローだった場合は弱ければ当たり
- 外れ扱いにする or それぞれ1枚ずつもらう or スート(マーク)の強弱で決める
- ジョーカーを入れておき、ジョーカーは必ず勝てる
- 2枚入れないと枚数が合わない
- etc...
メモ
ルールは簡単で子供でもできる。
このゲームに限った話ではないが、捨て札を覚えられるかどうかで有利不利が出るので、大人vs子供ではそこが注意点。
工夫すれば3人以上でもできる。
親の機会を均等にしないといけないとか、親札をどうするとか(捨て札にするのか、順番がより親に近い子がもらえるのか、親により近い数or遠い数の子がもらえるのか、etc...)、色々決めないといけないが。
あと1人でもできる。山札をめくっていき、次のカードがハイかローかを当てる。暇つぶし用。スマホアプリもある。
ビッグ オア スモールという呼び名で紹介されていたりする。
ただ、ビッグ オア スモールは「7より大きいかどうか」を当てるゲームになるのかなと。
ルール的には似ているし厳密に分ける必要もないが、ゲーム名からするとhigh and low → 台札より上か下か、big or small → (7より)大きい数か小さい数か、がしっくりくる。
たこ焼き (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人~3人
- 時間:5分以内(延びることも)
カードを並べてひっくり返す様子からついた名前らしい。
勝ち負け
- A~10の10枚を先に表に並べたら勝ち
準備
- カードをよく切り、1人10枚ずつとなるように裏向きで各プレーヤーに配る
- 残りは山札として置いておく
- 各プレーヤーは配られたカードを横5枚×2列に裏向きのまま置く
このカードは左上から1~5、6~10の番号になる
■■■■■ → 1 2 3 4 5
■■■■■ → 6 7 8 9 10 - 順番を決める
進行(各プレーヤー)
- 山札から1枚引く
- カードがJ~Kなら捨て札にする
- カードが1(A)~10なら、並べたカードの該当番号の位置に表向きに置き、置いてあった裏向きのカードをめくる
ただし既に該当番号に表カードがあれば捨て札にする - めくった裏向きのカードで2から繰り返す
- 捨て札になったら次のプレーヤーへ
山札
山札が無くなったら捨て札をよく切って山札にする
終了
- 誰かが10枚全て表になったら終了、もしくは最後の1人になるまで
オプション・ローカルルール
メモ
枚数的に3人が限度だが、トランプをもう一組増やせば6人ぐらいまではできる。たこ焼きに限った話ではないが。
JQKが難しくても数字の10までが分かればできるので、比較的低年齢でプレイできる。
運次第なので大人vs子供でも手加減を考えなくてもいい。
時短するならJ~Kを抜いておくでもいいが、ガッカリするのもこのゲームの面白味なので、終盤(全員残り1枠で山札が2周ぐらい空回りしている)になったら抜くぐらいでいいと思う。
一休さん (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人~(6人ぐらい)
- 時間:5分以上
- 別名:七五三
- 亜種:ぶたのしっぽ
「ぶたのしっぽ」の手を置くルールとほぼ同じ進め方。
勝ち負け
- 手持ちのカードが少ない方が勝ち
準備
- カードをよく切り、裏向きで円の形に並べる
- 順番を決める
進行(最初のプレーヤー)
- 円から1枚引き、「一休さん」と言いながら円の中央へ表にして置く(台札)
- 次のプレーヤーへ
進行(各プレーヤー)
- 円から1枚引き、「一休さん」と言いながら円の中央へ表にして置く
- 置いたカードが一休さん(「A」「9」「3」)の場合、全員が台札の上に手を置く
- 一番遅い(一番上の手)のプレーヤーが台札を全部取る
- 一休さん以外で手を置いてしまったら、おてつきとして台札を全部取る
- 次のプレーヤーへ
終了
- 円が全部無くなったら終了
- 取ったカードの枚数を数えて勝敗を決める
オプション・ローカルルール
- 七五三(「7」「5」「3」)の場合に手を置く 他、語呂合わせなら何でも当てはめられる
- いくつか語呂合わせを決めておき、台札に置く時の掛け声の数字に合わせて手を置く
「一休さん」と言いながらであれば「A」「9」「3」、七五三なら「7」「5」「3」が対象になる - 手を置くルールにせず、一休さんなら必ず台札を取る
- etc...
メモ
たまたまなのか、どちらかが派生したのか分からないが「ぶたのしっぽ」の手を置くルールとほぼ同じ。
「ぶたのしっぽ」に記載したジョーカーなどのオプションルールも適用できるので、好みに合わせて。
語呂合わせを考えれば何でもできるので、ご苦労さん、肉屋さんなど、色々変えながらやるのも楽しいかも。
ぶたのしっぽ (トランプのルール)
基本情報
- 使用カード:52枚
- 人数:2人~(6人ぐらい)
- 時間:5分以内
- 別名:ぶたのケツ、ドーナツなど
- 亜種:一休さん、七五三
「ぶたのしっぽ」は最初に並べる形から名前が付いたらしい。
「ドーナツ」も同じ理由だろう。
勝ち負け
- 手持ちのカードが少ない方が勝ち
準備
- カードをよく切り、裏向きで円の形に並べる
- 順番を決める
進行(最初のプレーヤー)
- 円から1枚引き、円の中央へ表にして置く(台札)
- 次のプレーヤーへ
進行(各プレーヤー)
- 円から1枚引く
- 引いたカードが、台札の一番上のカードと同じマークなら、台札を全部取る
- 違うマークならそのまま台札の上に重ねる
- 次のプレーヤーへ
終了
- 円が全部無くなったら終了
- 取ったカードの枚数を数えて勝敗を決める
オプション・ローカルルール
- 同じ色(黒、赤)なら台札を取る
- 接戦になる、大量取得・逆転が減る
- 同じ数の場合も台札を取る
- 意外性が増える、後述の手を重ねるルールで特に有効
- 自分の番の際、円から引くのではなく、手札から台札へ1枚置ける
- ジョーカーを入れておき、ジョーカーを引いたら台札を取る
もしくは引いたプレーヤーは手札全てを台札に戻す
戻す場合、台札の一番上はプレーヤーが自由に決める(ジョーカー以外) - 同じマーク(同じ数字)が出たら、全プレーヤーが台札の上に手を置く
一番遅かった(一番上の手の)プレーヤーが台札を全部取る - 子供は集めるの好きなので、多い方が勝ちにしてもいい
ただし手札から出せるルールや手を置くルールとは合わないので、単純に円から引くだけのルールの時に - etc...
手を置くルールの場合、より複雑な条件を付けることもある。
決まった数字(例えば7)なら必ず手を出す、台札の倍数・約数の場合も出すなど。
あと手を置くルールにするなら、ほぼ必然的に少ない方勝ちになる。
もし多い方勝ちにするなら、一番早く台札に手を置いたプレーヤーが台札を取ることになるが、ほぼ間違いなく台札を置いた人が一番早くなるからつまらないと思う。
メモ
多い方勝ちルールだと坊主めくりに近い感じになる。蝉丸さんがいないぶん、分かりやすいかも。
マーク合わせ・数合わせルールだけなら、マークが判別できる・数字が分かる子供ならできる。
カードを手に持つ必要がないので、手の小さな子供にはやりやすい。
運次第なので大人vs子供でも手加減を考えなくてもいい。
手を置くルールは大人も加わるなら小学生以上でないとキツイか。
「うすのろ」系になるので大人でも単純に盛り上がるかも。
たぶん手を出す条件がローカルルールでいっぱいありそう。
爪は切っておこう。